金属加工法/ものづくり
     イロイロ

 
     新金属(合金)を開発する時、次の四つの加工性が有るか否かを
検証すると言われている。四つの加工性のいかんが金属の
コストパフォーマンスを決定するからだ。

1.切削性(旋盤加工が可能か?)

2.塑性加工性(プレスの曲げ加工が可能か?)

3.溶湯成型(溶解して再成型することが出来るか?)

4.溶接性(つなぐことが出来るか)

加工技術を選定する。もしくは加工メーカーを選択するときに
この分類方法を利用すると便利である。
“金属加工法いろいろ”も入門編としてこの順序で話を進めて
いこう。

続いて、代表的な加工方法の“条件別、コストパフォーマンス”を
比較表で検証してみよう。
5.各加工法のコストパフォーマンスを比較する!


金属の話しを進めていくとどうしても表面処理の話しを避けて
通れない。積み重ねてきた精度を維持するも失うも、全て
最終の表面処理の選択によると言われるのが金属の宿命だ。
6.表面処理など(メッキ・塗装・熱処理)


素材加工からメッキや塗装などの表面処理を経て完成された
製品の最後の仕上げとなる工程。表面処理をお化粧に例えれば
次の工程は、アイラインや眉を描くといったメリハリを付ける工程。
7.彫刻・シルク印刷・たんぽ印刷など


最後に加工法からの検証では判断のつかない、金属などの素材や
新素材を考察しよう。
8.その他(用途別の分類)


9.例 題:ヒートシンクを検討する
金属の代表的な特性、熱伝導。ヒートシンクを通じて特性や加工法
を学習。


10.大田区のものづくり
大田区のものづくりグループや、栄商金属の提案する、都市型の
工場像「Urban Factory」の紹介